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第一回リテールAIアワード受賞、西川コミュニケーションズ㈱が受賞
一般社団法人リテールAI研究会 (代表理事 田中雄策)が、リテールAIアワード2021に、最先端の自然言語処理AI技術を用いた商品購買レコメンドを開発した、西川コミュニケーションズ株式会社を選出しました。
西川コミュニケーションズ株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:西川栄一)は、本年より制定されたリテールAIアワードの第一回受賞者に選出されました。
リテールAIアワードは、一般社団法人リテールAI研究会が、リテール AI の導入・DX 推進において先進的な取り組みをしている、会員企業を表彰することで、業界全体のデジタル化の機運を盛り上げることを目的としています。
リテールAIアワード2021では、西川コミュニケーションズ株式会社を含めて3社が選出されました。
一般社団法人リテールAI研究会は、流通関連商材のメーカー、卸、小売業の日本を代表する企業250社以上が正会員や賛助会員、流通会員として参加する、流通業に関わる企業の健全なDX化を推進する団体です。
西川コミュニケーションズ株式会社は、2010年代初期から機械学習への取組をスタートさせ、2018年に専任部署を設置しAIの事業化に踏み出し、2019年にはAIの開発を手掛ける子会社を設立し、AI技術を活用した様々なソリューションを開発しています。
店頭での購買促進の一つの手段として、購買履歴に基づいて商品をレコメンドする試みが様々に行われていますが、購買履歴のない新製品や購買頻度の少ない高額商品は、レコメンドされないという問題点があります。
自然言語処理というAI技術を活用した商品レコメンドの開発し、店頭実証実験に着手するなどで、この問題点に取組んでいることが今回の受賞につながりました。
受賞コメント
このたびは、栄誉あるアワードにご選出いただき、誠にありがとうございます。
弊社は、2018年に専任部署を設置しAIの事業化をスタートしました。それまでに多くの小売流通業のお客様のお仕事をお手伝いさせていただいた経験から、特に小売店頭でのAIの活用に力を入れております。
このたび、高い評価をいただけました、自然言語処理を応用した商品レコメンドのアイデアも、小売流通業のお客様の「ささげ業務(撮影・採寸・原稿制作)」をAIでお手伝いできないか、という研究から派生したものです。AI時代が到来しても、「現場にこそ、様々なアイデアの源泉がある」という信念で、今後もAIのリテール現場での活用に貢献していく所存です。
(西川コミュニケーションズ株式会社DX事業部長 テッド藤枝)
選考理由
購買履歴に基づくレコメンドエンジンには、新商品を推薦できない「コールドスタート」と呼ばれる課題があります。
西川コミュニケーションズ株式会社様は、最先端の自然言語処理AI技術を用いて、この課題の解決に取り組んでいます。
同社は今年度、「価値観による商品提案分科会」を立ち上げ、メーカー6社、流通会員 1 社とともに実店舗での実証実験に着手しました。
自然言語処理を活用することで、商品説明文データから抽出した「価値観」によるレコメンドエンジンの実装は
日本初、おそらく世界でも類を見ない功績だと考えます。その先進性と今後への期待を込めて、リテールAIアワードをお贈りします。
(一般社団法人リテールAI研究会 代表理事 田中雄策)
リテールAIアワード2021特設サイト https://retail-ai.or.jp/award2021
本件に関するお問い合わせ:西川コミュニケーションズ株式会社 info-all@nishikawa.jp