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共同研究論文がデータマイニングの国際会議「KDD2019」にて採択、発表
西川コミュニケーションズ株式会社(名古屋市東区 代表取締役社長 西川栄一/以下、NICO)の「画像深層学習による中古ジュエリーの再販価格予測」をまとめた論文注「The Resale Price Prediction of Secondhand Jewelry Items Using a Multi-modal Deep Model with Iterative Co-Attention」が、8月4日~8日にアンカレッジで開催されたデータマイニングの国際会議である「KDD2019」にて採択され、発表したことをお知らせします。 注:本研究は、富士ゼロックス株式会社と共同で進めてきたものです。
研究概要中古ジュエリーの再販価格決定は、アイテムのスペック情報だけでなく、デザインの影響も多分に含まれるため、担当者の専門知識とスキルが必要不可欠です。加えて、適正な価格決定は商品在庫コントロールにおいても大きな影響を与えます。本研究では、リユースアイテム小売業者の協力のもと、商品画像とスペック情報を組み合わせたマルチモーダルニューラルネットワークを構築し、反復的に学習させることで、専門知識を必要とせずに中古ジュエリーの再販価格を評価することが可能なシステムを構築する方法論を確立することができました。
また、本研究成果は、同様にアイテムのデザインとスペックによって価格決定される他のファッションアイテムにおいても広く活用できる可能性を秘めています。
KDDについて
KDD(SIGKDD Conference on Knowledge Discovery and Data Mining)は今年で25回目を迎えたデータマイニングの国際会議で、毎年世界中から多くの研究者が集まるトップカンファレンスのひとつです。2019年は51カ国から3,150人が参加、1,179本の論文が投稿されました。そのうち、採択、発表に進んだ論文は111本となっています。
本件に関するお問い合わせ: 西川コミュニケーションズ株式会社 info-all@nishikawa.jp